463 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/24 18:14
【浜ちゃん】
昨日ね、夜中、仕事終わったあと……。
【松ちゃん】
夜中、終わります。
【浜ちゃん】
家、帰ったんですよ。三時半すぎくらいに、キュッて曲がったらババァが立ってたんですよ!
【松ちゃん】
ババァっていくつくらいの?
【浜ちゃん】
もう七十過ぎくらいの……。で、曲がられへんかったんよ、ババァがおったから。
内輪差で巻きこむ思たから。
危ないから一回止まって。
ほしたら、パッとよけたから、スーッといって、家の前きて、シャッター開けて、ちょっと前出てバックで入れよう思たらチャリンコが出てたんですよ。
もう、かなわんなあ言うて、チャリンコを奥へガッとやってたら……、オレのここ(後ろ)にババァが立ってんねん! オレ夜中にウワーッ言うて叫んでもた!!
【松ちゃん】
ごっつ怖いやん。
【浜ちゃん】
もうメッチャ怖いねん。
怖い思たけど、とにかく車に乗ろうとして、パッと後ろ見たら、おれへんねん。
【松ちゃん】
も、それっきりババァおれへんの?
【浜ちゃん】
違うねん。
パッと見たらおれへんかったから、車乗ってバーンとドア閉めて、バックにいれて下げよう思たら、ここ(横)に気配すんねや。
で、パッと見たら、ちょうど助手席の窓にババァ、はりついてんねん!!オレ、また、ギャッーや!!
【松ちゃん】
夜中の四時に二回、ウワーッですか?
【浜ちゃん】
メチャ怖かってん!
【松ちゃん】
そら、怖いわ。
【浜ちゃん】
おそるおそる窓開けて……。
【松ちゃん】
初めてコンタクトとることに成功したん?
【浜ちゃん】
成功したんですよ、私は……。
何やーッ!って大声で言うて怖いババァやったら、かなわんから、小さな声で
「何?」
って言うたら……、そのババァ
「いや、おとなしくしてるかと思って……」
って言いよんねん。オレ
「何が?」
って、もう一回小さな声で言うたら、ババァ
「子供たちが……」
やて!
【松ちゃん】
怖わーァ!!
【浜ちゃん】
メチャ怖かってん!!そのあと、車庫入れ早かった、早かった!
ワニブックス刊「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」より
470 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/25 08:36
その後、松ちゃんも怖い話してたよね。
やっぱり仕事帰りなんだ。
マネージャーの運転する車の後部座席に松ちゃん座ってて、二人で楽しく喋ってた。
まっすぐな道。
松ちゃんの車の前には1台走ってるだけ。
しばらくすると後ろから凄いスピードで車が走ってきた。
その車運転してる奴、何と激しくヘッドバンキングしてる。
パンクバンドの客ってさ、頭前後に激しく振るじゃない。
そんな感じ。
ただし、前後じゃない。
左右なんだ。
左右に物凄い勢いでガンガン振りながら運転してるの。
車の中はそいつだけ。
松ちゃん、唖然。
マネージャーもそう。
「何やあいつ?」
で、そいつの車は松ちゃん車を追いぬき、前の車を追いぬき、先頭につけた。
(怪しい車)(前の車)(松ちゃん車)
■ ■ ■
こんな位置のまま、しばらく走ってるわけ。
相変わらず頭は激しく振ってる。
でも運転はブレずにちゃんと走らせてるの。
471 名前:470 投稿日:02/06/25 08:51
やがて十字路にさしかかった。
信号は赤。
三台とも止まる。
相変わらず振ってる。
マネージャーが振りかえり
「一体何なんでしょう?」
などと話してると信号、青になったのね。
周り、畑ばっかりで見晴らしがよく、この三台以外走ってない。
前の車が右折した。松ちゃん達はまっすぐ進むつもり。
・・・・!いない!怪しい車、左右・前後、どこにもいないの。
ぷち本当にあった愉快な話 芸能人が体験した怖い話: バンブーコミックス (バンブー・コミックス)
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