時期的には確か暖かくなり始めた夏前くらいの事だったとおもう。 

その日、遊んでて帰宅したのが11:30ころだった。帰宅すると、家族は寝ていたが、
車庫に弟のバイクがなかったので出掛けてるんだなあって思ってた。 


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んで、リビングで30分ぐらいテレビ見てたら弟が帰宅してリビングに来た。
ちらってリビングの入り口を見て、テレビに目を向けたままおかえりって言ったら返事がない。 
だから弟の方を振り返ると、なんか真っ青な顔して「ちょっと兄貴聞いてよ」との事。 

以下、視点が弟になります。 




 その日は休みで暇だったしバイクで走りに行く事にした。 
でもバイク仲間も都合が悪く、予定が合わなかったから一人で走りに行く事に。
場所は自宅から国道で10分も走れば到着する、近所の峠。 

その峠は夜景が綺麗ってこのへんじゃ有名で、そこそこ遠いとこのナンバーなんかもよく来てた。 
で、みんなが目的地とする展望台を目標に坂道を走りだした。
その途中に、展望台に行くまでの道で最後の自動販売機が並んでるところがあって、
そこによくバイク仲間がたまってるから居るかなあなんて考えながらその道に差し掛かったとき、目を疑った。 


その自販機の前のコーナーに差し掛かったときに、その道の両脇に全損か又は、
ほぼそれに等しいくらいの損傷を受けた車が15台ほど止まってました。 
ん?でかい事故でもあったのかな、などと考え、
バイク仲間もいなかったのであまり深く考えずにその自販機の前を素通りしました。 

そして道はその自販機を境くらいに民間も途絶え、峠道らしくなっていきます。 
通い慣れた峠だったので道も覚えてたはずなのですが、
峠道らしくなってから2つ目のコーナーに差し掛かったときに違和感を覚えました。 
確か次は左だったよな、と。でも思い違いかなと思い、更にバイクを走らせます。 






ですが、バイクを走らせて行くうちにさらに違和感が増していきます。 
と、言うのも最初の違和感を覚えた辺りからどんどん霧は濃くなるわ、
道も峠道のはずなのに全然登っていないし、いつも曲がるはずの急なコーナーにも出くわさない、
週末の夜なのにここまで車やバイクと1台もすれ違っていない。 

更に極めつけはいつもなら10分も掛からずに到着する展望台に15分走っても到着しない。
なのでこれはさすがにおかしいと思い、引き返す事にしました。 
すると10分も走らないうちに霧も晴れ、いつの間にか見慣れたいつもの峠道に戻っていました。 



そして先程の車が両脇に停車しているコーナーに差し掛かろうとしたときに、
そういえば車があって道幅が狭いから減速して、などと考えていました。

しかし、ほんの30分程前にそこにあったはずの車が1台もないのです。 
ここで一気に鳥肌が立ち今まで感じてきた違和感が確信に変わりました。
急に得体の知れない恐怖に包まれ、全速力で帰宅しました。 

ここまでが弟から聞いた話です。 








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