中学の時、同居?していた伯父が心臓発作で死んだ。 

今で言う2世帯住宅のようなに玄関が2つある家だったが、 
一部つながってて行き来が出来た。 
伯父は体は丈夫にしか見えないが、何か病気で働けず居候していたらしい。 

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小学生の頃、ある日学校から戻ったらウチのエリアの居間の明かりがついてて、 
伯父かなと思ったんだけど、誰も居ない。 
自分の部屋に入ると、なんか臭った。 
ファブリーズして忘れた。 





それから伯父とは風呂上りに遭遇したり(お風呂の脱衣所が2世帯を繋ぐ廊下 
を兼ねてた)、帰宅したら居間にいた伯父と鉢合わせしたりするようになった。 
嫌だったのでお風呂の中で着替えたり、父に頼んで部屋に鍵をつけてもらった 
りした。 
父は伯父に何か言ったらしく、そういうことは減った。 
卒業~中学入学頃だったと思う。 

またある日、部活から戻ってトイレに向かうと、ウチのトイレから出た伯父に 
会った。 
手になにか持ってて、ちょっと慌てたように「あ、○ちゃんか、あ、ちょっと 
あっちのトイレが調子悪くてね、借りててね、」と言い訳をしてた。 
無視して部屋に戻った。 
生理用品は家でも毎回回収してゴミの日に捨てるようになった。







3年生の頃、手紙が届いた。 
「僕の愛しいお姫さまへ」から始まり、幼い頃から見ていてとても好意を持っ 
ていたこと、最近帰りが遅くて心配していること、清い男女交際なら許すが 
キス以上は許さない等と書かれていた。 
文面には私のことではない事柄も書かれていて、 
「□ちゃんと別れた日は辛かった」 
「□ちゃんが○ちゃんに生まれ変わってくれたあの日~」 
「□ちゃんが僕のもとへ帰ってくることが嬉しくて~」 
みたいにも書かれていた。 
すぐ破ってトイレに流したのでほとんど覚えていないが、最後に 
「○○(地名)って知っていますか?卒業式に迎えに行きます。」 
とあったのが呪いのように頭から離れなかった。 

何故か両親には言えなかった。 
両親とも伯父に気を遣っていたし、伯父も両親に遠慮していたのでトラブルが 
ほとんどなかったからかもしれない。 
しかし卒業は容赦なくやってくるので、その前に相談しようと思っていた。 
そしたら伯父が死んだ。 
ウチの居間と私の部屋の間の部分で、心臓発作を起こしたらしい。 
そこはウチのエリアの玄関から続く部分でもあるので、ウチを訪問して倒れた 
のだろうということになった。 
(玄関の鍵が開いていたので。かけ忘れ?)


父に□ちゃんのことを聞くと、母の従姉妹で伯父の幼馴染だったそうだ。 
(父は歳が離れているので近所のお姉さんってイメージだったそうだ。) 
若いころ亡くなったらしい。 

それから、夢を見るようになった。 
トイレに行くと伯父が座っている夢。 
寝ていると窓をガラっと開けて「○ちゃん!」って叫ばれる夢。 
学校で一人で授業受けてると、伯父=先生が肩や太腿触りながら勉強を私に教 
える夢。 
卒業式の翌々日、また夢を見たので「□ちゃんの所に行ったら?」って言った。 
そしたら夢は見なくなった。 






 
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