不動産業に勤めてる友人から聞いた話 

別会社から紹介された中古アパートの物件を見に行ったそうだ 
ちょっと前にリフォームされたらしく外見はとても綺麗だったそうで問題なし 
じゃあ中はどうか・・・というとこれもリフォーム直後なので当たり前だが問題なかった 

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「これはいい物件だ!」 
早速、売却の為に宣伝文を考え始めた友人だったが、いざ帰ろうとして車内から 
もう一度物件を見ると何かが引っかかる・・・違和感がある 
調査不足で不良品の、しかも数千万もする建物を購入しようものなら大問題である 
友人はもう一度、外から中から物件を歩き回り、ついに違和感の正体に気が付いた 




2階の窓が一箇所多いのだ 

中から見ると廊下の突き当たりに当たる部分を外から見ると何故か窓がある 
当然内側からは見えない・・・ということは廊下の突き当たりに隠し部屋があるのか? 
友人は社に戻って現在の物件の持ち主に電話してみた 
最初は迷惑そうにしていた先方の担当者だが、ついに真相を語ってくれた 

「実はあの部屋は前に事故がありまして」 
「父親のいない、母一人子一人で住んでいたらしいのですが」 
「その母親が・・・その、ノイローゼになってしまって」 
「子供を虐待して死なせてしまったらしいんですね」 
「子供はあの部屋に監禁されていて・・・まあ酷い有様だったそうで・・・」 
「縁起が悪いということでリフォームしたのですが」 
「あの部屋の窓側の壁にですね・・・ちいさな爪の引っかき傷みたいなのが残ってしまって」 
「ペンキを何度上塗りしてもはっきりと浮き上がってくるらしくって・・・それで仕方なく」 
「ああやって廊下をちょっと伸ばして壁で部屋を潰したんですよ・・・。隠しててすいませんでした」 

・・・友人は勿論物件の購入は断ったそうである。神奈川県で最近実際にあった話。 
神奈川でアパート探してる人は気をつけて・・・



 
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