まず私のオカルト的な話から
私は昔から、やけにリアルな夢を見ることがあった
あまりにリアルすぎて現実と夢との区別がつかないこともあって、
幼い頃は頭おかしいんじゃないかと思われてたんだけど

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成長するにつれて、やけにリアルな夢は現実に起こっている、
過去か未来のいつしかの時点のことを見てるんだと気づいた






例えば、ある日私は泥だらけの子犬のヨークシャテリアと、
赤字に白水玉の服を着たパグをウエットティッシュで必死に拭いている夢を見た
その後場面がかわり、キレイになった服を着たパグは
誰か見知らぬふくよかなおばさんに抱きかかえられ、「パグ蔵パグ蔵(仮名)」と呼ばれていた
ここまでが夢
後日空き家だった我が家の隣に引っ越してきた人がいたんだけど、
そこの家の人が夢で見た赤地に白水玉服のパグを連れていた
初対面なのに「あ、パグ蔵くん」と声をかけると、
パグ蔵を連れた男性がビックリして「パグ蔵とお知り合いですか?」と聞いてきた
更に後日、小学校の帰りの通学路、
泥だらけになったパグ蔵が私を見つけて猛ダッシュで駆けつけてきた
何事かと思ってパグ蔵を抱こうと思ったら、パグ蔵は逆方向に走り出す
慌てて追いかけたらそこに夢で見たヨークシャテリアの子犬がいた
道路の側溝に落ちて這い上がれなくなっていた
二匹を抱えて家に帰り、お風呂場でお湯を沸かしながら
ヨークシャテリアとパグ蔵の顔(というか鼻の周り)の泥を
目に入らないようウエットティッシュで懸命に落とす私がいた
お隣さんによると、ヨークシャテリアは買ったばかりの子犬で、
まだワクチン接種が終わってないので外に出さないようにしてたらしい
それなのに大人がいない間、子供の不注意でヨークシャテリアが外に出てしまい、
パグ蔵はそれを追いかけていったらしい
後日お隣のふくよかなおばさんがキレイになった服を着たパグ蔵を抱いてお礼に来た

前置きがかなり長くなったけど、私のリアルな夢はこんな感じで現実とリンクしてることがあった。





私が成長して大学生頃になると、夢とのと付き合い方も心得て、
夢日記をつけることで夢と現実の区別がつくようになり、見ても黙っているだけの知恵はついていた
それなのに25歳の頃、友達が結婚すると紹介してくれた男性に関してやらかしてしまった

私は初対面のはずのその男性に妙に既視感を覚えた
悶々としているとき、夢の中で友達が男性を紹介する場面を再度みて、
どうして既視感が生まれたのかを瞬時に理解した
私は過去、夢でその男性が男の子を連れているのを見ていた
男の子は3歳か4歳くらい、男性に肩車をされ、隣には女性がいた
後ろ姿なのでそれが友達だったのか判断できなかった

私はその時、「わぁ!友達、男の子に恵まれるんだ!」と素直に喜んだ
で、なんだかとても幸せな気持ちになり、友達に会ったときに話の流れで
「2人の子供なら元気で可愛い子だろうね!」なんて口を滑らせてしまった
途端友達は私の顔面を張り倒し、次には泣きながら「私、子供無理なのに」と叫んだ
狼狽えた私は頭が真っ白になり、「え、だってあの人男の子連れてた」と無意識に口走っていた
あの夢が正夢かなんて保証も無いのに、その時は私もパニックで夢と現実を混合してしまっていた
それ聞いた瞬間、友達がガバッと顔をあげて、言葉の意味を追求しだした
私は土下座しながら私の見間違いだから!と謝ったものの、
友達は男性に不信感を抱いてしまったらしい

後日友達から「彼、結婚してた。4歳の男の子が一人居るって」と報告を受けた
友達に確認してほしいと見せられた写真は、興信所が撮ったらしい、
男性に肩車された男の子と、その横に並ぶ妻の後ろ姿
まさに夢で見た光景そのものだった
友達は枯れ果てるんじゃないかと言うほど泣いた
友達は私を張り倒したことを謝り、私は一晩中友達を慰め続けた
友達はその後冷静になり、そして不可解に思った点を問い詰め始めた
私はそれまで正夢の話をしておらず、一縷の望みをかけて正直に話したが、
結果友達は私に「あんたも私を裏切るの」と言い残して去っていった
信じてもらえるとは思わなかったけど、10年続いた友達にそれを裏切りといわれたことは辛かった
私の軽率な行動故だけど、この体質で人間関係失敗したこと何度目か
正直寝るのがしんどい







 
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