ちょいオカルトチック?な話だから現実味無いけど、我が家で起こった本当の話。

ウトが亡くなったのを機に引き取り同居になったうちのトメは、典型的嫁いびり婆だったんだけど、嫁いびりをやめさせたのがようやくちゃんと喋るようになった当時3歳の娘だった。






トメは毎日毎日嫌味やら物隠しやらやってたのにある時からぱたっと止まった。
よく考えたらここ一週間くらいなんにもされてないな、なんでだ?と疑問だったんだけど、娘の言葉で判明した。

娘「ママ、マコちゃんもう手痛くないの?」
私「マコちゃんて誰?お友達?」
娘「マコちゃんはおばあちゃんだよ。」
私(トメさんは真子(しんこ)なんだけどな?)
娘「じじちゃんがマコちゃんは庭の木から落ちて手が痛くなっちゃったことがあるんだよって言ってたから。痛くないならいいんだ」

なんのこっちゃ?と思い、トメに今の話をするとサーッと顔が青くなった。
初めて見るトメの顔に驚いているとトメが話し始めた。

「孫ちゃんは、じじちゃんが私の事をマコちゃんって呼んでたって言ったのよね?
たぶんじじちゃんっていうのは私の亡くなったお父さんの事だと思うの…。
お父さんだけが私を子供の頃からマコちゃんって呼んでたから…。
最近、孫ちゃんにじじちゃんの話を聞かされてたの。
『じじちゃんがそんな事したらかなわんにゃーって言ってたよ!ダメだよ!』って…。
お父さんの口癖だったのよ。かなわんにゃーって変な言い方。
他にも『じじちゃんがシュトウが食べたいなって言ってたけどシュトウって何?』とか、
『ご飯作るとこで遊んでたらじじちゃんみたいに火傷しちゃうぞ!って怒られたの…。』とかね…。
どの話聞いてもお父さんだとしか思えないの…。
お父さん、私がこんな事を(嫁いびり)してるから怒ってるんだと思ったら怖くて…。
嫁子さんに謝らなきゃと思いながらなんて言えばいいのか迷ってた…。本当にごめんなさい。」
と泣きながら頭下げられた。

それからは人が変わったみたいに家事も手伝ってくれるし、物隠しや嫌味も一切無くなったよ。
トメが変わってからは、じじちゃんが遊びに来なくなったと娘がちょっと寂しそうに言ってた。
何かのテレビとかに影響されたんだとは思うけど、見た事無いじじちゃんに感謝感謝の出来事でした。


 
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