もう10年以上前の話なんですが、今でもずっと心に残っているので、
ここに吐き出させてください。
信じるか信じないかはそれぞれだと思いますが、僕が今生きている上でたびたび起こる不思議な出来事のうち、
一番切なかったなぁと、今でも思い出してしまうエピソードです。





まず我が家のスペック。
・5人家族の一軒家。
商店街がある地域&高齢者の比率が高い区画なのもあり、
家族ぐるみでご近所の方によくしていただいている感じ
・家業の関係上、物置として使用している地下室のようなものがあります
別に今までそこで怖い経験をしたとか、そういうのはありません。
家の中からも行けるし、地下から外へ出る扉もあるので、
常時換気もできる感じで、どちらかといえばクリーンです
・母:かなり霊感強い
・僕(長男):音とか臭いとか、これやばいな、の、感は鋭い方
         怖い体験をした当初は「まぁ、偶然だろ」と思うものの
         その後反芻したあと、「あれ、心霊体験だったのでは?」と気づく鈍さ。
・弟(次男):「いるかも」っていう感は鋭いけど、具体的には×。
・妹(長女):10年以上前は見たり、聞いたり、が鋭すぎて、よく泣いていた
          今は見えなくはなっている模様
・父:ザ・ベスト・オブ・鈍感。幽霊とは...?の域。

これを踏まえたうえで、10年以上前の夏の日に起こった事を書かせてください。


ある夏の日。
きっかけは、母が「ねぇ、なんか匂わない?」と言い出したのが始まりでした。
今ほどではいですが、そこそこ夏の暑い日が続いていたので、
家の中にあるものが蒸されて匂ってきているんじゃない?と言っても、
「そういう臭いじゃないの。なんか...変な臭い、なんだろう、生臭い...」
と、そうとうその匂いが気になるよう。
ちなみに他4人は、その匂いは分からず。
失礼ながら、母の体臭だとか、そういう類なんじゃないかと思ったほどです。

でも、その日を境に、家で変なことが起こり始めました。
まず、最初にあれ?と思った出来事。
2Fに、居間・洗面所/風呂・和室があるんですが、
基本的に、居間・洗面所を使用していると、廊下を隔てた居間の方から、
声など生活音は聞こえてくる仕様になっています。
その日は僕以外、夜遅くに他4人が帰宅する日だったはずなのですが、
21時頃、勉強をしていて眠くなったこともあり、顔を洗おうと、
3Fにある自室から洗面所へ降りて、顔を洗っていると、
居間の方から男性と女性がボソボソと内容までは不鮮明なのですが、
「何かを会話している」声が聞こえ、あれ?もう帰ってきたのかな?と、思い、
そのまま、居間を通らず、廊下を抜けて自室に戻っていったんです。
でも、30分くらいした後に、そういえば玄関から人が入ってこなかったよなぁ...
という当たり前のことに気が付き、
「ひとりでいると、怖い事ぐらい起きるもんだなぁ」なんて、気ままに思ったものです。


 ただ、その後から、不思議な出来事が、毎日のように勃発。
・居間から、自室に戻る階段を上っている途中で、
誰もいないのに、ギャーっ!という女性の悲鳴が聞こえた
→ここでも鈍いので、え、家の外で事件か!?と思ったぐらいです。
ただどう考えても外から音が聞こえる状況じゃないので、
後々、まぁ怖いこともあるもんだなぁと思ったぐらいです
・自室で昼間をしていたら、バタバタバタと廊下なのか屋上なのか、
子供のような足音で駆け回る音が聞こえる
→弟と妹はもうそんな年齢ではなかったのと、
屋上には人が上がれない仕様になっているので、
怖いこともあるもんだなぁなんて、ここにきてものんびり構える僕

と、ここにきて、僕と父以外にも、不思議な事象に遭遇していたようで
・弟:自室で寝ていたら、まるで映画『エクソシスト』のように、
ベッドがガタンガタンと縦揺れ始めた
・妹と母:地下室で探し物をしていたら、妹が突然泣き始めたので、
母がどうしたの!?とビックリしたら、お母さんの後ろに顔のない男の人がいる!と。

その間も、母の気になる臭いの原因は分からず、
家でこんなに説明のつかない事が起こるなんておかしいんじゃないか、
ということになり、家の各所に盛り塩をすることに。
盛り塩については、いろいろ見解があると思いますが、
母が盛り塩をするぞ、という意見ゴリ押しだったので、
盛り塩が最善策ということで決定。

とりあえず、各部屋においていったわけですが、
今でも母は、「地下室に塩を持っていこうとしたとき、
地下室に近づくにつれて、冷汗は止まらないわ、誰かにずっと見られている感じが
本当にいままで感じたことのない威圧感だった...」と、言ってはいます。
霊感の強い母親でも、かなり印象深い経験だったようです。


まぁ、そんな盛り塩も、
弟の部屋で数日おいといた盛り塩が黒く染まるなどの現象も起き、
5人の中で何かいわくつきの変な場所に行った人がいるんじゃないか、
変な物を持ち帰ってきた人がいるんじゃないか、
何も感じない父を除き、4人で何がどうなっているんだ、という混乱のなか1か月がすぎ、
ある日ようやく原因が分かり、その日を境に、
家で起こっていたあらゆる不思議なことはぴたりとやみました。

その原因といいますのは、
近所で孤独死をした高齢者の方がいらっしゃったようです。
それも、状態を見る限り、亡くなられてからひと月以上は経過していた模様。
僕たちの家から近所というわけではなかったのですが、
たしかにどこかで聴いたことのある名前だなぁなんて、聴いた時に思ったものです。
母は、まぁ実際は不可能だと思うんですが、その亡くなられた方の臭いを
言っていたのかもしれませんし、家族で出した結論としては、
恐らく、見える・聞こえる人数が多い我が家に来て、
気が付いてほしい、見つけてほしい、もしかしたらそう訴えかけていたのかもしれないね、
と、少し切なくなったものです。

自分の中で印象深かった話なので、満をじして投稿させていただきました。
それ以外にもそこそこしょっちゅう不思議な体験をしているのですが、
それはまた別の機会にでも...長文失礼しました。


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